足もとの美「豊川市 三河一宮町」
「一宮というところがあった」・ということを知ったのも、住宅の検査員をして各地を走り回ったお蔭です。
「一宮というところがあった」・・・と何故言ったかというと、
子供の頃=戦後間もない頃(小学3年生位の時)着る物を買いに母に連れられて、トコトコと鈍行列車(各駅停車)に乗って行った「織物の町」が僕の頭の中に刷り込まれていたからです。
そういうわけで、
「一宮は名古屋の向こう」というのを身体が自然にイメージしていたのです。
東名豊川ICを下りて新城方面へR-151(伊那街道)を北上して、砥鹿神社前を通り越して一宮郵便局辺りの、右裏手になるところへ検査に行ったとき見つけたこの一枚が、僕の体内のメモリーを書き換えるきっかけに成ったのです。
マンホールに書かれた〈いちのみや〉の文字から
このあたりが〈一宮〉というところだとようやく認識したのです。
勿論ここが一宮ということは、此処へ来る前に書類で知っていました。
それでも前述の通り、知っていても、此処が一宮と認識はしていなかったのです。
ちなみに当時(平成13年)の検査記録書類には、
「宝飯郡一宮」と書き記していました。
これより5年後、豊川市と合併して現在は、
「豊川市一宮町」になっています。
通称「三河一宮町」と呼ばれて、地図にも「三河一宮」の文字がハッキリと記されています。
現在「一宮」と聞かれたら
「どっちの一宮か・?」・・・と問い返すに違いありません・デス。