少し霞んで見えますが、これは早朝〈名代家旅館〉の前から見た《弥彦神社の鳥居》です。
この鳥居が真に珍しい・ということを知ったのは、
客室にあった《子供たちが作った一枚のワクワクマップ》なるものを読んだからでした。
ピントが合わないでピンボケ写真になっちゃいました・・・残念。
要約すると「柱が浮いている」・・・と書いてあったのです。
「そんな馬鹿な・」・・・というのがその時の偽らざる気持ちでした。
――こんな大きな鳥居の柱が浮いている――などと言うのは「やっぱり子供だな」・・・と言う先入感が、僕を鳥居のところまで行かせなかったのかな・・・と今深く反省しています。
駐車場から帰路に着くとき、チョット下をのぞいて見ました。
確かに浮いているのです。
中心に50ミリ程度の丸い棒状のダボがあって横揺れを防止しているけど、鉛直荷重を受けるべき柱は確かに浮いていたのです。
写真を失敗しちゃった――悔やまれるけど自分のミスなので、誰にも当たる事ができない――ので、僕の目で確かめたものを図面化しました。
<写真 鳥居正面図>
<写真 鳥居断面図>
鳥居の主柱が腐朽して修理することを考えると、控え柱を取り替えるほうが手軽だ・・・と考えたのでしょうけど、きわめて珍しい事例だと思います。
同時に柔軟な頭脳の持ち主が居たものだ・と心底感心したものです。
・・・もう少し《ゆったりとした旅行》を心がけるべきだ・と、いつも帰宅してから思うのですが
《先を急ぐ性格》はいまさら直らないみたいで、誠に残念・・・
「やっぱり、写真でお見せしたかった」・・・ごめんなさい。
来週は佐渡金山で見た<渡り廊下>の予定です・・・(無断変更あり)