足もとの美「上越市」
妻の「佐渡へ行こう」という提案に乗りました。
早速<ひろさん>が立てた旅行計画では、
最初の立ち寄り先に、この上越市の<上越市立博物水族館>を選びました。
自宅から410.5 Km、所要時間6時間34分。
・・・これが<美合PAと梓川SAと妙高SA>でのトイレ休憩並びに<恵那峡SA>での朝食を摂る時間も含めた詳細な時間割でした。
そもそもこれは、直江津港から小木港へ渡るか、船数の多い新潟港から両津港へ渡るのか、可也悩んだ上の結論でした。
夜中に出発して、直江津港から朝一番のフェリーに乗ったとしても、一人運転では佐渡に渡ってからが大変だという判断をしたのです。
その結果、走行距離は長くなるけど新潟港から渡ることを選択したのです。
・というわけで、新潟まで走る前に休憩と気分転換と昼食等々の時間的に具合の良かったここを選択したのです。
AM5:00に自宅を出て、AM5:21には浜松西ICを通過しました。
至極順調だと喜んでいたました。
ところが岡崎の手前辺りから渋滞に巻き込まれてしまったのです。
この渋滞が、結果的に今回のツアーに、最も大きな影響を与えました。
最初から目的地をカーナビにセットすると、
「次右に曲がれ、とか左に曲がれとか」ウルサクテしょうがない。
「何処かのSAでセットすれば十分だ」・・・と考えていたのです。
これがそもそも、間違いの始まりでした。
遅れを取り戻そうと若干焦(あせ)った事が重なりました。
東海環状線の土岐JCTで中央道へ乗るつもりでしたが、東海北陸自動車道へ乗ってしまったのです。
「そんな馬鹿な・」という「馬鹿をした」のです。
横にいた妻は
「何で、カーナビにセットしなかったの・?」
「そんなに運転に自信がある積もり・?」
矢継ぎ早に非難轟々。
怒りはいつまでも治まりません。
ハザードを付けて路肩に止まって、遅ればせながら目的地をセットしました。
「次のICで降りて、もとへ戻るか」
「もうこの道を行くしか無いか」の二者択一です。
「この道を行く」に決断しました。
妻にその影響がモロに出たのです。
「二度と車では嫌だ」・・・とゴネル。
妻の不興が治まらないまま走った距離は479.8 Km .
計画案との差は69.3 Kmオーバーでした。
この<上越市立水族博物館>へ到着したのは、当初組み立てた目標時間11:34着より23分ほど早い11:11でした。
――朝食を摂る時間がもったいないと走り続けた――努力の甲斐があったといえばそれまでですが、兎に角冷や汗ものでした。
駐車場に入るとき「お疲れサン」とこいつが迎えてくれました。
――チョッピリ嬉しかった――
けれども妻の機嫌が気になって、喜んでばかりはいられなかったです。
・・・まさに、ホロ苦のスタートでした・・・