長いこと自主防災隊の地元の隊長をしていたために感じることかもしれませんが、
「そろそろ出初式か」と言う頃になると、屠蘇気分から抜けて、新しい年の始まりを感じます。
と言うわけで、これからご紹介する写真は、前にも記述しましたけれど「建築士会浜松支部の支部だより」に掲載したものです。
私自身が今でもすごく気に入っていますので、みなさんにも見ていただこうかな・・と思いまして、そのときの編集長さんがつけてくれたタイトル「見上げてごらん」をそのまま使わせていただいて、何回かに分けて幾つか連載して見ます。
たぶん皆様のお近くのものが紹介できるかな・・・と思っています。
ちょっと「見上げて」みて「何かを見つけてくださったら」これまたうれしいことです。
これはマンホールに魅せられた頃とおなじころのものですが、ペンタックスの一眼レフを手にして200ミリの望遠レンズを通して被写体を探しまくっていた頃の第一号です。
これまで随分と沢山の「火のみ櫓」を日常生活の中で見ていたはずなのに、こんなにすばらしいものが身近にあったということを脳は反応していなかったようです。
この時 <目で見ていても脳は認識していなかった>・・・という考えが僕の中を駆け巡りました。
これを境にマンホールと同じように車を走らせながら、前方にクッキリと浮かぶ火の見櫓をキャッチする能力が備わったのだと感じています。
ちなみにこれは、現在の浜松市浜北区小松の静銀小松支店の前にあるはずです。
なんで「はずです」と言うかと言えば、もう何年もこの近くを走っていないからです。
何故なら僕がこれから連載するものの中には、僕が承知している物でもかなりの数が取り壊されているからです。
だから、現在も残っているのか、それが一番心配しているところです。