もう二十数年前のことですが、家族で松本市の「開智学校」を見に立ち寄ったことがあります。
そのとき歩道から「ここ、ここ・・・」と僕に呼びかける声を聞きました。
その声に惹かれた目線の先に見たものは、手毬の図案が施されていた一枚のマンホールの蓋でした。
それ以来出かけるたびに各地で、マンホールの蓋に呼び止められるようになりました。
十二三年前から、建築士会浜松支部の「支部だより」という会報に「足もとの美」というタイトルでちょくちょく掲載してきましたが、このたびブログを開設できたので、少し披露してみようかな・・と思うようになりました。
このマンホールは今年10月に、妻と「海ホタル」経由で千葉へ旅行したときのものです。
千葉神社に駐車場が無かったため、北側の道路を越したところのパ-キングへ車を預けて、
歩いて参拝したおかげで神社のすぐ横で見つけたものです。
旅先でこういうマンホールの蓋を見つけると、そのつど童心に返ったみたいな「満足感」を感じます。
他人に言わせれば「たわいも無いことかもしれません」
でも年とった僕にとっては、若返りのエネルギーみたいなものになっています。