2012.8.12日
発見した!
これは《蒲だ》!
蒲の穂が、活け花の材料としても重宝がられることは知っていたが、
――画面右側の――こんな排水溝の中に自生するんだ・なんてことチョット驚き!
よく見ると、結構沢山穂が見える。
誰かが植えたとは思い難い。
では種子は、いったい何処から飛んできたのだろう。
大黒様と稲葉の白兎の話を思い出した。
「ちきしょう・酷いことしやがるなあ」
「もっとも、悪いのは俺の方だが、手加減って物がありそうなもんだ」
サメに毛を毟(むし)られて赤裸になった白兎が泣いていた。
「お前が悪いと反省しているようだから、良い事教えて遣わす」と、通り掛かった大黒様。
教えてくれたのは、蒲の穂を敷き詰めた上に、身を横たえて回復を待て・だった。
そっと穂を握り締めてみると、確かに柔らかい何ともいえない弾力と暖かさみたいなものを感じる。
ベッドには良いかも・でもお前寝てみよ・と言われたら
「おれは稲葉の白兎じゃないさ」と言うだろうな。
・・・たぶん・・・